のぼる小寺さん

今日は暑さが和らいで良かったですな〜

 

 

 

こんばんは。

 

 

 

何とか1日を終えましたぜ〜

 

 

夕飯は残り物のなんちゃってミネストローネとサッポロ一番塩を融合させたラーメンを頂きやした。鍋で食うのが美味いのよね。

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んでここからは先日観た『のぼる小寺さん』の話を。

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いやぁ良かった。しみじみと良かったです。

 

ひたすらボルダリングに熱心に打ち込む女子高生の小寺さんを描いた話というよりも、そんな小寺さんに影響されていく高校生たちの話に比重を置いた物語となっておりました。

 

小寺さんの影響される人物たちは進路調査票に何も書けない、なりたい職業やしっかりとした夢がない人物ばかりなんですが、

それに対して小寺さんは担任にバカにされながらも本気でクライマーを目指していて、休み時間にも握力を鍛えていたり、部活動もただひたすら黙々とボルダリングに打ち込むような、そんな真っ直ぐな人物像となっておりました。

そんな小寺さんだからこそ、周囲の人物は影響されていくんですけど、すごく良いのが、だからと言ってみんな急に夢や目標が出来たりせずにささやかな変化や成長に繋がっていく所が素敵で良かった。そして全員愛おしかったですねぇ。

 

 

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また甘酸っぱさ満点の恋愛映画としても、すごく良かったですよ。あのラストとかねw

俺の心の中の日向坂46が思わず「キュンキュンキュンキュンしちゃった〜♪」と歌い始めましたもんね。

 

 

 

1人の存在に周囲の人物が影響されていく青春映画と言えば、僕の生涯ベストの1本「桐島、部活やめるってよ」を想起してしまうんですが、

確かな影響を感じつつ桐島以降の青春映画の中でもとても好きなタイプの作品でありました。

 

「桐島〜」では桐島に影響されて、どんどん関係性が崩壊していく展開になっていきますが、小寺さんは逆に人物の成長や良い変化に繋がったり、好転していくので、対照的な面白さとなっておりましたよ。

 

監督の古厩智之さんと言えば個人的には「ロボコン」がとても好きな作品なんですけど、あのロボコンのスポ根過ぎないというかいい感じにゆるさがある所と、でも要所要所ではしっかりと熱も帯びている感じは今作にも通じていて、確かな作家性としてあるんだろうなと感じましたね。

 

役者陣も全員ハマってて本当に良かった。

まずもって小寺さん役の工藤遥が素晴らしかったですね。元モーニング娘。の子やな〜ぐらいの印象しかなかったんですけど、あの静かだけど、しっかりと熱は帯びているキャラクターを見事に体現していたな〜と。

あと声が良いですね。そんなに張らなくてもしっかりと届く感じの良い声。

 

伊藤健太郎も流石の安定感ですね。惡の華といいこういう冴えない役所も違和感なく演じれるっていうね。

終盤ある人物から握手を求められるシーンとか、すごく良い温度感の芝居でしたねぇ。素晴らしい。

 

その他のボルダリング始める男の子も写真の子もネイルの子も、みんなすごく良いキャラクターだったなぁ。

漫画原作なんですけど、漫画漫画していないというか、ここら辺は監督の演出の賜物なんだと思いますね。

 

もちろんスカートでボルダリングしている小寺さんや、大きめのTシャツをワンピースみたいに着るあの感じとかには、下衆な視線を送らずにはいられない自分もおりましたがwそんなこともいつの間にか消え去るくらいしみじみといい青春の時間に浸れましたよ〜

 

 

そんな感じでグダグダと書き殴りましたが、

本当にいい青春映画でした〜

 

 

 

そんな感じで今日はここいらで〜

 

フジロックのYouTubeLiveでも観ながらゆったりしたいと思いやす〜

 

 

 

 では〜

 

 

 

【今夜のおやすみソング】